タバコってこわいんだよー。COPDって知ってる?

どうも、こんにちは。

今日は仮想通貨から一旦離れて、医学のことを書こうと思います。


書くことで、皆さんの健康のためにもなるし、僕の知識のアウトプットにもなるので。


今日のテーマは


慢性閉塞性肺疾患(COPD)

です。


※この記事を呼吸器の先生が読んだら色々といちゃもんつけられそうです(^_^;)笑


まぁ、そんなことは恐れずに自信満々に書いてやります。


皆さん、タバコってなんで身体に悪いのか知ってますか?


なんとなーく、身体に悪い。

癌になるらしい。


こんな感じじゃないですか?


タバコがどういう機序で身体に悪いのか意外と理解してない人が多いと思います。


もちろん、癌のリスクではあるのですが、今回はそこは置いときます。(またいつか、気が向いたときにでも書きます。)


今日は、タバコとこのCOPD(細気管支炎型)の関係について簡単に誰にでもわかるように書きたいと思います。


なんたって、喫煙者の15-20%がこの疾患を発症しているんですから。

喫煙者の方、あるいは周りに喫煙者がいる方は、他人事じゃないですよ!



まず、前提から


僕も、皆さんも呼吸において、

酸素を吸って、二酸化炭素を吐きます。


吸った酸素は気管支という、細い管を通って肺胞というぶどうの房状の構造物までいき、そこで二酸化炭素とガス交換されます。


COPDにおいて、ダメージを受けるのはこの気管支です。

肺気腫型は、肺胞です。


細気管支は、文字通り空気の通る細い管です。


この管なんですが、

息を吸うときは膨らみます。

息を吐くときは縮みます。


深呼吸して吸うとき、胸が膨らみますよね?

吐くときは、縮みますよね?その感覚で構わないです。


さてさて、

今回のCOPDにおけるポイントは、息を吐く時です。


健康な人が息を吐く時、気管支はある程度は縮むのですが、


完全に縮んでペチャンコになっては、空気が通れませんよね?


なので、しっかりと気管支を空気が通れるように、

弾性線維といってバネのようなものが、気管支が縮みすぎないように、外側に引っ張っているのです。


ここなんです!!タバコが悪さをするのは。


タバコはですね

プロテアーゼという、タンパク質を溶かす作用のある酵素の働きを高めてしまうんです。


 え?それがどうしたって?


あのですね、大いに関係があるんです。

上で言った弾性線維は、タンパク質でできているんです。


つまり、タバコによって、気管支を取り巻くバネが溶けてしまうんです!!


そうなると、どうなりますか??


息を吐くとき、今まで支えていたバネが無くなりますから…


そうです。気管支が息を吐くときにペチャンコです。


つまり、COPDを発症すると、、、

誤解を恐れずいうなら、息を吐けなくなってしまうのです!!



恐ろしい病気ですね。


喫煙者の皆さん、まずは、減らすところから。そして、周りの方への気遣いもお忘れなく!


では、今日はこの辺で!